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週刊現代2017年4月22日号 |
記事のおおまかな内容
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大阪在住の上山さん(仮名、55歳)
頭頂部の薄毛治療のため中村幸生医師が院長を務める中村クリニックを訪れる。中村医師は上山さんにプロペシアの副作用を説明し、プロペシア1mgを28日分処方する。
上山さんに副作用(?)が発現。
自覚症状として
・勃起不全
・性欲減退
プロペシアの発売元MSDに電話相談すると、休薬を薦められたため、服用を中断する。
服薬中止1ヵ月を経過後も副作用が治まらず、中村クリニックを再受診。
上山さんの症状
・性欲減退
・勃起不全
・抑うつ状態
・耳鳴り
・視力減退
最悪時期には3ヵ月間ほとんど寝たきりになり、仕事もできなくなり飛び降り自殺を考えるまでに。
中村医師が調べた結果、海外で「ポストフィナステリドシンドローム(PFS)」が問題になっていることを知った。
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<考察>
いわゆるED(勃起不全)は加齢とともに発症することもあるので、プロペシアの服用が原因とは一概に言いにくい部分があります。
ですが、副作用のひとつとしてありえないわけではないので、上山さんのEDの症状は「プロペシアの副作用」と仮定してみます。
服用中止後、症状がよくならず
・抑うつ状態
・耳鳴り
・視力減退
と症状が悪化しています。
しかし、耳鳴りや視力減退はプロペシアの副作用としては報告されていなかったはずです。私の見解では、上山さんは『糖尿病』だったのではないか?と推測します。
私は医者でもなく、また、本人と会ったわけでもないので、この推測は不謹慎ながら完全な邪推であることは認めます。
それでも非難を恐れずに、上山さんの各症状について考察すると
・性欲減退→プロペシアの副作用と仮定
・勃起不全→プロペシアの副作用と仮定
・抑うつ状態→EDによるショック
・耳鳴り→糖尿病?
・視力減退→糖尿病?
となりそうですが...
ここで、勘のよい方は気づくかもしれません。
糖尿病の合併症にも「ED」があることを。
もし、彼が糖尿病であれば、プロペシア服用に関係なく
・性欲減退→糖尿病?
・勃起不全→糖尿病?
・抑うつ状態→EDによるショック
・耳鳴り→糖尿病?
・視力減退→糖尿病?
という考察結果となります。
ほぼ糖尿病が原因ではないのか?
とはいえ、中村医師が糖尿病の症状を見逃すことは考えにくいので、私の勝手な仮説です。しかし、この仮説の通りであるとするならば、確かに言えることがひとつあります。
それは...
加齢によるED
糖尿病によるED
その他の病気によるED
これらがプロペシアの服用タイミングと重なると、プロペシアの副作用と勘違いしてしまう恐れがあることです。加齢によるEDならまだしも、糖尿病やその他の病気によるものであれば、「プロペシアの副作用だ」と勘違いしてしまうことは、それだけ本来の病気の感知に遅れが出ることになります。
「薄毛が気になってきたなあ...」
そうつぶやいている貴方。
加齢による薄毛を気にするのと同時に
加齢によるED
加齢による糖尿病
加齢によるその他の病気
を考えなければいけない時かもしれません。

糖尿病予防、動脈硬化予防、リラックス作用、血圧降下作用、成長ホルモン濃度も高める、といいことづくめのGABAがオススメです。