
めまい、動悸、胸痛、痒み、顔のむくみ、吐き気、嘔吐、血圧低下、心拍数の増加、浮腫、催奇形性、白血球減少症、血小板減少症、心膜腔液貯溜
ミノキシジルという成分は血管拡張作用があり、高血圧症の治療薬として開発されたものです。発毛・育毛にも効果があるのは血流の改善によるものといえます。血管を拡張させる作用により、毛髪の再生および男性型脱毛症(AGA)にも効果があったため、育毛剤として応用されるようになりました。血管を拡張して血流が増加することで毛髪再生に必要な栄養素が十分に供給され、毛乳頭の活性化につながり毛髪の成長を促します。
ミノキシジルによる発毛効果フロー
血管拡張
↓
血流改善
↓
毛乳頭の活性化
↓
発毛の促進
ミノキシジルタブレットは内服薬であるため、外用(塗り薬)に比べて効果が出やすい反面、副作用も発症しやすいと言われています。また、成分が全身に行き渡ってしまうため、全身の体毛が濃くなることもあります。
副作用の出方は人それぞれであり、発生率も特別に高いわけではないのですが、副作用を発症したときに重篤化する可能性が高いことは留意しておくべきです。
ミノタブ服用の際、気をつけるべきこと
以下に当てはまる場合は要注意です。
- 低血圧の方
- 降圧剤を使用している方
- 鎮痛剤等との併用
ミノキシジルの血管拡張作用により、血圧がより下がる可能性があります。低血圧がひどくなると、疲れやすくなり、めまいや頭痛、肩こりなども起こりやすくなります。耳鳴り、不眠、胃もたれ、吐き気、発汗、動悸(どうき)、不整脈など低血圧が引き起こす症状はさまざまです。
2.降圧剤を使用している方
高血圧のためにすでに降圧剤を処方されている方は、ミノキシジル自体も降圧剤であるので二重服用となってしまいます。かかりつけの医師と相談してください。そのまま両方
服用すると血圧が下がりすぎる恐れがあるため危険です。
3.鎮痛剤等との併用
降圧剤ほどではありませんが、その他の血圧に影響を与える薬との併用は避けたほうが無難です。解熱鎮痛剤としてポピュラーなイブプロフェン(イブ、バファリン他多数)やロキソプロフェン(ロキソニン)等の成分は高血圧の副作用が報告されており、体内の血圧調整が狂う可能性があります。あまり神経質にならなくてもよいかもしれませんが、不安な方は医師や薬剤師と相談してください。
ミノタブの副作用の罠と真実
ミノタブの副作用に関して、いろいろな情報が飛び交っています。もちろん実証データや確かな裏付けの元に副作用情報の提供をしているサイトであればよいのですが、いたずらに不安を煽り、別の商品や方法をすすめるような作りのサイトには注意したほうがよいです。それらの商品は副作用が少ないかもしれませんが、その分効果も弱く、結果としてお金と時間の無駄となる買い物をさせられる可能性があります。ミノタブの副作用の罠は、副作用に対する過剰な不安を煽られ、効き目の薄い別商品を買わされることです。副作用の真実として、副作用の発症については使用者一人ひとりによって異なり、すべての人をひとまとめにして語ることはできません。極端な例を挙げると、効果の恩恵だけを受けて副作用がまったくいない人もいれば、他者よりも強い副作用に悩まされる人もいるということです。起こりうる副作用の種類や症例を知り、自分にあった薬剤であるかを吟味して使用するかどうかの決断をしましょう。【ミノタブの使用についての留意事項】
・ミノタブは内服なので、外用よりも効果・副作用の片方または両方が強く発現する可能性がある
・長期使用は身体・臓器へのダメージが蓄積する可能性があるので避ける
・低血圧症、心疾患、腎臓疾患、肝機能障害、人工透析の患者および高齢者は使用しない
費用対効果と副作用、その他さまざまな情報を多角的に考慮して、ミノキシジルタブレットを使用するか否かを決定してください。
ミノキシジルタブレットのレビューはこちらから
ミノキシジルタブレット2.5mg[Lloyd社製]